Googleからサイトがスパム行為を行っていると認定されると、ペナルティーを受けてしまいます。ペナルティーを受けると、どんなにSEO対策をしても検索上位にならないといわれています。また、改定にも時間がかかります。
ここでは、知らず知らずのうちにやってしまっているかもしれないスパム行為について紹介します。「スパム行為ってなに?」という初心者も注目。自分のサイトがスパム認定されないよう、最低限の知識として「スパム行為」とはなにか知っておきましょう。
スパム行為とは?
スパム行為って知ってる?
あんまりいい意味で使われてないってくらいは、わかるよ。迷惑メールとかで聞いたことある!
スパム行為といわれるものは、いくつかの種類があります。あきらかな迷惑行為、意図的な悪質行為といわれるものです。SEO対策の代表的なスパム行為は、 以下のようなものがあります。
悪質なスパム行為の中には巧妙な手口のものもあり、知識が詳しい人でなければなかなか思いつかないものもあります。しかし、通常サイトを運営している場合、簡単にスパム認定されることはありません
故意ではなく気づかないうちに「スパム行為」を行っていたら?スパム認定されたことに気づかなかったら?いつまでたってもサイトは、検索で上位にならないでしょう。そんな危機に陥らないように、コンテンツ制作には十分気をつけなければいけません。
スパム行為といわれるもの
では、スパム認定されてしまう「スパム行為」とは、一体どのようなものをいうのでしょうか? 自分のサイトがスパム認定されないために、必要なこととして役立ててください。
内容の質が悪いコンテンツ
故意ではないスパム行為の中で、一番ペナルティーを受けやすいのがコンテンツを盗んだことによるスパム認定です。
キーワードを検索したときに、上位にヒットするサイトは少なからずチェックすると思います。他のサイトよりも自分のサイトが格上になるように参考にするのは問題ありませんが、オリジナル性にかけるコンテンツは質が低いコンテンツとみなされてしまいます。
では、実際にどのようなものがペナルティーに当たるのか、説明していきたいと思います。
重複コンテンツ
SEO対策として、意図的にコンテンツ量を増やす行為です。
などが、スパム行為の対象となります。
検索上位のコンテンツをコピペしてリライトしたような記事、また同様のコンテンツが重複して掲載されているようなサイトはペナルティーの対象になります。
オリジナルなコンテンツが少ない
重複コンテンツとかぶりますが、
似たテーマを持つ記事、他のサイトと文末しか違わないようなコピーコンテンツは、 盗用・盗作の著作権違反にあたる行為になります。また、専門的な記事において信憑性に欠ける内容は質の低いコンテンツとみなされます。
専門分野においては、薬機法、景表法について少なからず勉強しておく必要があります。もし専門知識がない場合は、公式サイトや専門家サイトの記事を「引用」や「参照」する方法で利用し、独自の見解を結論として述べるのがベストです。
「引用」や「参照」については、下記の記事で詳しく説明していますので、参考にしてください。
キーワードを詰め込みすぎている
次にキーワードを不必要に使用することも、SEO対策ではNG行為にあたります。Webライターをしているとキーワードをできるだけ使用して欲しいと、メインキーワードと検索キーワードを用いるようにいわれます。中には何個以上、と指定されることも。
しかし、キーワードが無意味に羅列、不自然に羅列されている場合、具体的に意味のないキーワードを詰め込んでいるとスパム行為になります。
キーワードは、読んでおかしくないように適切に盛り込むことが大事です。また、メタキーやテキストリンクにキーワードを詰め込みすぎるのもNGです。
ここからは、意図的な悪質スパム行為を紹介します。
隠しテキスト・隠しリンク
テキスト文字を背景と同じ色にして画面上でなにも見えないようにし、キーワードを大量に書くという行為。これを「隠しテキスト」、リンクの場合は「隠しリンク」といいます。
無意味なキーワードの盛り込みすぎはスパム行為にあたりますが、背景に紛れ込ませてキーワードを配置するのはより悪質な行為になります。
ほかにもテキスト文字を0ptにする、画像の背景に隠すなども同様の悪質スパム行為にあたります。
クローキング
Goolgleとユーザーに対して別のページを見せる行為です。SEO対策で上位に検索されるよう、Google側にはきちんとしたサイトという認識させます。検索してきたユーザーには、別のサイトを見せるという手法です。
不正なリダイレクト
リダイレクトとは、検索・アクセスしたURLから別のURLに自動的に移動させる行為です。例えば、サイトを移転した場合「5秒後に新しいサイトに移行します」というような画面があると、自動的に新規サイトに移動します。これをリダイレクトといいます。
上記のような正当な理由があって行われるリダイレクトは、禁止されていません。スパム行為として挙げられるのは、ユーザーの意図なく知らないサイトに転送させる行為です。
例えば、次ページをクリックしただけなのにアダルトサイトに転送されていることもありますよね。これを「不正リダイレクト」といいます。
大量・質の低い被リンク(外部リンク)
被リンクとは、外部リンクと同意語です。他サイトにリンクを貼ってもらうことで、アクセス数が増えるためSEO対策のひとつとして効果的だといわれています。
しかし、被リンクだけで稼ぐという悪質サイトが出回ったことから、被リンクが多ければいいというわけではなくなりました。
また、質の低いサイトの被リンクは自分のサイトの価値を下げてしまうことにもなります。リンクを貼るときは、スパム認定されないサイトかどうか相手のサイトをしっかり調べた上で被リンクを貼りましょう。
自動生成コンテンツを使用したサイト
迷惑メールなどによくある、読んでも内容がよくわからない文章のことを「ワードサラダ」といいます。ユーザーが読むと意味不明な文章。これは、自動生成コンテンツツールを使って、手動、半自動、自動で生成されたものです。
AIが文の意味を正確に理解し、認識することは難しいといわれているため、自動生成ツールを使って手早くサイトを作るという人がいるのです。しかし、自動生成ツールでコンテンツを制作したサイトは、ユーザービリティが低いため、検索上位に掲載されることは少なくスパム認定されます。
Googleペナルティーを受けるとどうなるの?
今まで紹介したようなスパム行為を行うと、サイトがスパム認定されます。Google の評価が下がり、質の低いサイトとして検索順位が下がるだけでなく、場合によってはインデックスに表示されなくなることもあります。
中には、
ただいま制作中です。しばらくおまちください
coming soon
などのリンク済の未制作のコンテンツが複数あり、ペナルティーを受けたという人もいます。
Googleは常にユーザーに対して価値ある情報を提供できているか、チェックしているというわけです。サイト運営が一朝一夕でないことを実感できる瞬間でもありますね。
Googleペナルティーを防ぐ方法
Googleからペナルティーを受けないためには、常にユーザー意識を持ってサイト運営をしていくしかありません。しかし、防止策のひとつとして「GoogleSearch Console」の登録をおすすめします。
サイトのSEO対策が有効かどうかも分析できるだけでなく、スパム認定された場合にガイドライン違反の通知が届きます。
スパム箇所を見直して修正することができ、Googleに再申請することができるため登録しておくといいでしょう。
Googleのガイドラインを確認しよう
ウェブ制作には、マスター向けガイドラインがもうけられていることをご存知でしたか?一度確認しておけば、頭の片隅に残るので知らない方は目を通しておくことをおすすめします。正式なものは、こちら「Googleウェブマスターガイドライン」です。
簡単にまとめたものを下記に紹介します。
Googleの基本指針とガイドラインにそってサイトを制作し、違法コンテンツにならないよう気をつけましょう。
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